ぜん‐もん【禅門】
1 禅宗の法門。禅宗。 2 俗人のままで剃髪(ていはつ)し仏門に入った男子。禅定門(ぜんじょうもん)。入道。→禅尼(ぜんに)
そう【僧】
[常用漢字] [音]ソウ(呉)(漢) 仏門に入って修行する人。お坊さん。聖職者。「僧院・僧職・僧徒・僧侶(そうりょ)/悪僧・高僧・拙僧・禅僧・尼僧・名僧・老僧」 [難読]売僧(まいす)
そうぎし【僧祇支】
《(梵)saṃkakṣikāの音写》袈裟(けさ)の下につける衣。左肩に掛けて胸・わきを覆う。インドで比丘尼(びくに)にのみ着用が許された。
そう‐こくぶんにじ【総国分尼寺】
奈良時代、全国に置かれた国分尼寺を総轄した寺。奈良の法華寺のこと。
そう‐ごう【僧綱】
1 僧尼を統率し諸寺を管理する官職。僧正・僧都(そうず)・律師が置かれた。 2 僧官と僧位の総称。僧正・僧都・律師と、法印・法眼(ほうげん)・法橋(ほっきょう)。 3 「僧綱領(そうごうえり)」...
そう‐ざん【僧残】
仏教教団で、波羅夷(はらい)に次ぐ重罪。13条から成る。一定期間僧尼としての資格を剝奪(はくだつ)されるが、僧団への残留は許される。
そう‐じ【僧寺】
てら。寺院。特に、尼寺に対して男僧の住する寺。
そう‐じ【総持】
《(梵)dhāraniの訳。音写は陀羅尼》悪法を捨てて善法を持する意で、仏の説くところをよく記憶して忘れないこと。
そう‐せき【僧籍】
僧尼として認められた身分。得度・受戒を経て登録された籍。
そうせき‐ぼ【僧籍簿】
各宗派の宗務所で、所属する僧尼の名称・得度などを記録する帳簿。僧帳。