だい‐ねんぶつ【大念仏】
1 大声で阿弥陀仏の名を唱えること。また、その法会。陰暦3月15日に東京隅田川のほとりの木母寺で行われるものが有名。 2 釈迦牟尼(しゃかむに)仏の名を唱えること。また、その法会。陰暦3月6日か...
だいひ‐じゅ【大悲呪】
千手観音の功徳を説く82句の陀羅尼(だらに)。「千手観音大悲陀羅尼経」に記される。
だい‐ほんがん【大本願】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)の、衆生(しゅじょう)を済度しようという大きな願い。 天台宗の大勧進とともに、長野の善光寺を管理する浄土宗の尼寺。
だいもつ‐の‐うら【大物浦】
兵庫県尼崎市大物町にあった、淀川の旧河口の港。源義経が屋島攻めに船出した地。
だつ‐え【脱衣】
1 ⇒だつい(脱衣) 2 江戸時代、僧尼に科した刑罰の一。僧籍から除くもの。
だら‐すけ【陀羅助】
1 「陀羅尼助(だらにすけ)」に同じ。「洞呂川(どろがは)の—を、請(う)け売る人がござりますれば」〈浄・千本桜〉 2 文楽人形の首(かしら)の一。中年の嫌みのある役に用いる。
だらに【陀羅尼】
《(梵)dhāraṇīの音写。総持・能持と訳す》梵文(ぼんぶん)を翻訳しないままで唱えるもので、不思議な力をもつものと信じられる比較的長文の呪文。陀羅尼呪。呪。→真言(しんごん)
だらに‐がね【陀羅尼鐘】
陀羅尼を読みながら鐘をつくこと。また、その鐘の音。→だらり
だらに‐じゅ【陀羅尼呪】
陀羅尼のこと。また、その呪文。
だらに‐すけ【陀羅尼助】
キハダやニガキなどの木皮の煎(せん)じ汁を濃縮して干した薬。きわめて苦く、腹痛に用いる。僧が陀羅尼を誦するとき眠けを防ぐために口に含んだという。吉野の大峰山から全国に普及した。だらすけ。