かみ‐ぶすま【紙衾】
《「かみふすま」とも》外側を紙で作り、中にわらを入れた粗末な夜具。「尼上は—といふものばかり負ひ着て居られたりけるに」〈著聞集・一二〉
髪(かみ)を下(お)ろ・す
頭髪をそって僧または尼になる。剃髪(ていはつ)する。「—・して仏門に入る」
かんぎ‐おん【歓喜園】
忉利天(とうりてん)の帝釈(たいしゃく)の居城の周囲にある四つの庭園のうち、北方にある園。ここへ入ると自然に歓喜の心が生じるとされる。かんぎえん。 藍昆尼園(らんびにおん)の異称。かんぎえん。
かんざき‐がわ【神崎川】
大阪市北部を流れる川。摂津市西部で淀川から分流して安威(あい)川と合流し、尼崎市神崎で猪名(いな)川を合わせて大阪湾に注ぐ。長さ18.7キロ。
かん‐じゅ【巻数】
僧が願主の依頼で読誦(どくじゅ)した経文・陀羅尼(だらに)などの題目・巻数・度数などを記した文書または目録。木の枝などにつけて願主に送る。神道にもとりいれられ、祈祷師は中臣祓(なかとみのはらえ)...
かんじん‐びくに【勧進比丘尼】
⇒歌比丘尼(うたびくに)
かんじん‐ぶね【勧進船】
江戸時代、大坂の河口で、勧進比丘尼や浄瑠璃・歌祭文(うたざいもん)を語る人を乗せて、停泊中の船を回った船。
かんのう‐じ【神呪寺】
兵庫県西宮市にある真言宗御室派の寺。山号は摩尼山。淳和天皇の妃如意尼が天長8年(831)に創建と伝える。現在の本堂は元禄9年(1696)再建のもの。空海の作と伝える本尊の如意輪観音は重文。甲山(...
キニーネ【(オランダ)kinine】
キナの樹皮に含まれる主要なアルカロイド。マラリア治療の特効薬として知られ、塩酸塩・硫酸塩が用いられる。白色の結晶で、味はきわめて苦い。キニン。 [補説]「規尼涅」とも書く。
きょうと‐あまごさん【京都尼五山】
京都にある五つの尼寺。景愛寺・檀林寺・護念寺・恵林寺・通玄寺の総称。