つき【尽き】
尽きること。終わり。「運の—」
つき・す【尽きす】
[動サ変]《動詞「つ(尽)く」の連用形+動詞「す」から》尽きる。なくなってしまう。ふつう、打消しの形で用いる。→尽きせぬ「なほ—・せずあてになまめかしうおはします」〈源・藤裏葉〉
つきせ‐ぬ【尽きせぬ】
[連語]尽きることがない。いつまでも変わらない。「—故郷への思い」→尽きす
つき‐は・てる【尽(き)果てる】
[動タ下一][文]つきは・つ[タ下二]全く尽きる。すっかりなくなる。「精も根も—・てる」「愛想が—・てる」
つぎ‐ろうそく【継ぎ蝋燭】
蝋燭が燃え尽きる前に、別の蝋燭を継ぎ足すこと。忌む風習がある。
つくつく‐ぼうし【つくつく法師】
《鳴き声から。「法師」は当て字》セミ科の昆虫。体長は翅(はね)の先まで約4.5センチ、暗黄緑色の地に黒紋があり、背にW形の紋をもつ。晩夏から秋にかけて現れ、雄はツクツクオーシと鳴く。寒蝉(かんせ...
てん‐めい【天命】
1 天の命令。天が人間に与えた使命。「人事を尽くして—を待つ」 2 人の力で変えることのできない運命。宿命。 3 天の定めた寿命。天寿。「—を全うする」「—が尽きる」 4 天の与える罰。天罰。「...
なく‐な・る【無くなる/亡くなる】
[動ラ五(四)] 1 (無くなる) ㋐今まであったもの、持っていたものがない状態になる。「夢が—・る」「痛みが—・る」 ㋑盗まれたり、紛れたりして、見当たらなくなる。「網棚の荷物が—・る」 ㋒使...
ね‐ぐさ・る【根腐る】
[動ラ四](多く「命」のあとに続けて)命運が尽きる。「助けられたる命—・って死に来たか」〈浄・浦島年代記〉
万事(ばんじ)休(きゅう)す
《「宋史」荊南高氏世家から》もはや施す手段がなく、万策尽きる。もはやおしまいで、何をしてもだめだという場合に使う。 [補説]「万事窮す」と書くのは誤り。