やせ‐おね【痩せ尾根】
両側が鋭く切り立った狭い尾根。馬の背。鎌(かま)尾根。
やた‐きゅうりょう【矢田丘陵】
奈良県西部に広がる丘陵。生駒(いこま)山地の東側に南北にのび、標高は200〜300メートル、主峰は丘陵南端の松尾(まつのお)山(標高315メートル)。丘陵を中心として県立矢田自然公園となっている...
やつ‐お【八尾】
富山県富山市南部を占める地域。旧婦負(ねい)郡八尾町。例年9月1日〜3日に伝統行事「おわら風の盆」が行われる。また、八幡社の曳山(ひきやま)神事も有名。付近に越中八尾温泉など多くの温泉地がある。
やつ‐がしら【戴勝】
サイチョウ目ヤツガシラ科の鳥。全長28センチくらい。体は橙褐色で、背・翼・尾に黒と白の帯があり、頭に扇状の冠羽がある。くちばしは細く、下向きに湾曲。ユーラシア・アフリカに分布。日本では迷鳥である...
やつはしず【八ツ橋図】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山の筆による絵画。「伊勢物語」の第9段を典拠とする。国指定重要文化財。文化庁蔵。八橋図。
やつはしまきえらでんすずりばこ【八橋蒔絵螺鈿硯箱】
江戸中期の画家、尾形光琳の代表作のひとつ。木製漆塗の硯箱。光琳が好んだ「伊勢物語」の第9段、八橋の場面のモチーフで装飾されている。国宝。東京国立博物館蔵。
やなぎ【柳】
1 ヤナギ科ヤナギ属の落葉樹の総称。一般に湿地に多く、低木または高木で、葉はふつう互生する。雌雄異株。主に早春、花が穂状か尾状につき、種子は白毛があって風で飛び、柳絮(りゅうじょ)という。街路樹...
や‐ばね【矢羽根/矢羽】
1 矢に矧(は)ぐ鳥の羽根。ワシ・タカ・キジなどの翼の羽と尾羽が用いられ、矢の飛行方向を保つためにつける。護田鳥尾(うすべお)・中黒・切り斑(ふ)など、斑文の名でよばれる。 2 1の形を表した模様。
やぶ‐いぬ【藪犬】
イヌ科の哺乳類。体長60〜70センチ、尾長12〜14センチ。毛色は黄褐色で、四肢と後半身は黒褐色。耳は丸く小さい。中米から南米にかけて分布。水辺に近い茂みに群れをつくり生息する。ブッシュドッグ。
やぶ‐さめ【藪雨】
ウグイス科ヤブサメ属の鳥。全長11センチくらい。尾が短く、上面は暗褐色、下面は淡色で、眉斑も淡色。藪にすみ、シシシと小声で鳴く。日本では夏鳥で、冬に東南アジアへ渡る。しおさざい。かわりうぐいす。...