い‐な・む【居並む】
[動マ四]「居並(いなら)ぶ」に同じ。「かの—・み屈(くん)じたりつる気色どもぞ、あはれに思ひ出でられ給ふ」〈源・葵〉
い‐なら・ぶ【居並ぶ】
[動バ五(四)]席を連ねて座る。並んで座る。列席する。「—・ぶ審査員」
い‐なり【居成り】
1 動きが感じられないこと。そのままの状態にあること。「今日見れば花も杉生(すぎふ)になりにけり風は—に吹くと見れども」〈散木集・六〉 2 奉公人が年季があけても、そのまま奉公を続けること。また...
い‐ぬき【居抜き】
店舗・工場などを、設備・家具・調度などをつけたまま売り渡したり貸したりすること。居成り。「小料理屋を—で買う」
い‐ねむり【居眠り】
[名](スル)座ったり腰かけたりしたままで眠ること。「授業中に—する」「—運転」
い‐ねむ・る【居眠る】
[動ラ五(四)]いねむりをする。「壁を背にして—・る」
い‐の・く【居退く】
[動カ四]その場から立ちのく。あとずさりする。「我が妻にあらざりければ、さればよと思ひて、—・きけるほどに」〈宇治拾遺・二〉
い‐のこり【居残り】
[名](スル) 1 いのこること。また、その人。「練習後の—を命じる」「—当番」 2 会社などの残業。「—して報告書をまとめる」
い‐のこ・る【居残る】
[動ラ五(四)] 1 他の人の帰ったあとまで残る。「会場に一人だけ—・る」 2 決められた時間よりもあとまでとどまる。残業する。「—・って仕事をかたづける」
い‐ばしょ【居場所】
1 人などがいるところ。いどころ。「尋ね人の—が分かる」 2 その人が心を休めたり、活躍したりできる環境。「職場に—がない」