まがり‐や【曲(が)り屋】
民家の形式の一。平面がL字形をし、突出部が広い厩(うまや)となっているもの。岩手県に多い。
まく‐や【幕屋】
1 幕を張りめぐらした小屋。 2 能などの楽屋。幕で舞台と区切られている。
まくら‐がや【枕蚊帳】
子供の枕もとを覆うのに用いる小さな蚊帳。
まちあい‐ぢゃや【待合茶屋】
待ち合わせや会合のために席を貸すことを業とした茶屋。明治以降は、主として客と芸者に席を貸して遊興させる所。待合。
まち‐や【町家/町屋】
1 町の中の家。特に、商家。ちょうか。「—に育つ」 2 町なか。町。「—は空地なし。いかにも広き所に住みたや」〈咄・醒睡笑・七〉
まつしま‐や【松島屋】
歌舞伎俳優の屋号。7世以後の片岡仁左衛門、およびその一門が用いる。
まつり‐や【祭り屋】
神・祖先の霊をまつるための建物。廟(びょう)。「蘇我大臣蝦夷、己が祖の—を葛城の高宮に立てて」〈皇極紀〉
まと‐や【的屋】
料金を払って弓を射る遊びをする所。矢場(やば)。
マニング‐や【マニング屋】
《マニングは、manning》船などに乗組員を斡旋する業者。特に、もぐりの斡旋(あっせん)業者。
ま‐や【真屋/両下】
棟の前後二面を葺(ふ)きおろしにしたつくりの家。切妻造り。「葦火(あしび)たく—のすみかは世の中をあくがれ出づる門出なりけり」〈詞花・雑下〉