きいろ‐だからがい【黄色宝貝】
タカラガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁・サンゴ礁にすむ。殻高3センチくらい、殻は黄色。インド洋や西太平洋に分布し、古くは中国やインドで通貨として用いられた。めんがただから。
きじ‐はた【雉羽太】
ハタ科の海水魚。岩礁にすみ、全長約40センチ。体色は紫褐色の地に橙(だいだい)色の円点が多数散在する。本州中部以南に分布。美味。あこう。あこ。
き‐ちぬ【黄茅渟】
タイ科の海水魚。クロダイに似るが、腹びれと尻びれ、尾びれ下部が黄色い。浅海の岩礁域や内湾などを好み、日本では主に関西以南に生息。きびれ。
きゅうろく‐じま【久六島】
青森県西部、艫作(へなし)崎の西方約30キロメートルにある無人島。三つの岩礁からなる。付近はホッケ・アワビなどの漁場。
きよつ‐きょう【清津峡】
新潟県十日町市にある峡谷。信濃川の支流、清津川が形成したもので、上信越高原国立公園に属する。岩礁と清流からなる景観で知られ、全長約12.5キロメートル。野鳥や高山植物が数多く生息する。国の名勝・...
くじめ【久慈目】
カサゴ目アイナメ科の海水魚。形も色もアイナメに似るが、側線は1本しかなく、尾びれの後縁は丸みがある。南日本の沿岸の岩礁・藻場にすむ。
くじゃく‐がい【孔雀貝】
イガイ科の二枚貝。岩礁に足糸で固着する。殻長約4センチ、やや三角形で、殻表に細かい筋が刻まれ、青緑色。本州以南に分布。
くぼ‐がい【久保貝/窪貝】
ニシキウズガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁に多い。貝殻は円錐形で、殻径3.5センチくらい。殻表は黒褐色で細かい刻み目がある。房総半島以南に分布。食用。いそだま。
くま‐の‐み【熊の実】
スズメダイ科クマノミ属の海水魚。全長約15センチ。体は楕円形で側扁し、暗褐色で青白色の横帯がある。本州中部以南の岩礁にすみ、大形のイソギンチャクの触手の中に潜む習性がある。また、カクレクマノミ・...
くも‐ひとで【蜘蛛海星】
クモヒトデ綱の棘皮(きょくひ)動物の総称。すべて海産で潮間帯の岩礁に多い。丸い体盤から5本の細い腕が伸び、腕は柔軟で切れやすいが再生する。腕が分岐しているテヅルモヅル、とげ状の突起のあるニホンク...