いわ‐ひげ【岩髭/岩鬚】
1 カヤモノリ科科の褐藻。本州・九州沿岸の波の当たる岩上に群生し、高さ5〜15センチ。軟骨質の糸状で暗褐色をし、乾くと黒くなる。 2 ツツジ科の常緑小低木。本州以北の高山の岩の間に生える。茎にう...
いわ‐ひば【岩檜葉/巻柏】
イワヒバ科の常緑、多年生のシダ。山地の岩上などに生え、高さ約25センチ。茎の頂から多くの枝を出し、乾燥時には内側に巻き込み、湿気にあうと開く。枝に小さな鱗片(りんぺん)状の葉が密生する。観賞用に...
いわ‐ひばり【岩雲雀/岩鷚】
スズメ目イワヒバリ科の鳥。全長18センチくらい。背面はくすんだ灰黒色で、わきは濃い栗色。日本では本州の高山の岩場で繁殖し、冬期は山麓に移動する。イワヒバリ科にはヤマヒバリ・カヤクグリなども含まれ...
いわ‐ふじ【岩藤】
ニワフジの別名。
いわふじ【岩藤】
浄瑠璃「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」に登場する敵役の女性。 文楽人形の首(かしら)の一。など高位の敵役の中年女性に用いる。
いわ‐ふね【岩船/磐船】
高天原から下界に下りるときに神が乗るという堅固な船。「天探女(あまのさぐめ)が—の泊(は)てし高津は」〈万・二九二〉 [補説]曲名別項。→岩船
いわふね【岩船】
謡曲。脇能物。勅使が高麗唐土の宝を求めて摂津国住吉の浦に下り、天探女(あまのさぐめ)と竜神から貢ぎ物を受ける。
いわ‐ぶくろ【岩袋】
オオバコ科の多年草。本州以北の高山に分布。高さ約10センチ。夏、淡紅紫色で先が五つに裂けた袋状の花が開く。北海道の樽前山(たるまえさん)に多く、「たるまいそう」ともいう。
いわ‐ぶろ【岩風呂】
岩で囲まれたくぼみを湯船にした温泉。また、岩で囲った風呂。
いわ‐べんけい【岩弁慶】
ベンケイソウ科の多年草。本州中部から北の高山や北海道の海岸に自生。高さ約30センチ。葉は白みがかり、多肉で、多数重なり合ってつく。雌雄異株。夏、黄色い小花が群がって開く。いわきりんそう。