ようゆう‐ひかく【溶融皮殻】
隕石が大気圏に突入する際、空力加熱により表面が溶融してできる薄い層状の構造。隕石に特有の構造であり、地上で形成された岩石にはみられない。溶融殻。フュージョンクラスト。
ようらく‐らん【瓔珞蘭】
ラン科の常緑多年草。暖地の樹上や岩上などに着生し、垂れ下がる。葉は先がとがり、2列に密に互生。5月ごろ、2〜8センチの花茎を伸ばし、黄色っぽい小花を多数つける。もみじらん。ひおうぎらん。
よ‐か【余花】
春に遅れて咲く花。特に、おそ咲きの桜。《季 夏》「岩水の朱きが湧けり—の宮/不器男」
よしの‐げんざぶろう【吉野源三郎】
[1899〜1981]ジャーナリスト。東京の生まれ。岩波書店に勤務し、岩波新書や雑誌「世界」を創刊。護憲・平和運動に尽力したことでも知られる。著作に「君たちはどう生きるか」など。
よしはら‐しげとし【吉原重俊】
[1845〜1887]官僚・初代日本銀行総裁。薩摩の人。通称、弥次郎。寺田屋事件に連座して謹慎処分となるが、後に許されて薩摩藩からの留学生として渡米。岩倉使節団の書記官を務めるなど外交官として実...
よしみ‐ひゃくあな【吉見百穴】
埼玉県中部、比企郡吉見町にある横穴墓群。凝灰岩の丘陵斜面にあり、7世紀のもので、現在200個ほどが開口する。よしみのひゃくあな。よしみひゃっけつ。
よじ‐のぼ・る【攀じ登る/攀じ上る】
[動ラ五(四)]物にとりすがってのぼる。「岩山を—・る」
よ・じる【攀じる】
[動ザ上一][文]よ・づ[ダ上二]のぼるためにすがりつく。また、すがりついてのぼる。「ロープにすがって岩場を—・じる」
よど・む【淀む/澱む】
[動マ五(四)] 1 水や空気などが流れずにとまって動かない。「水が—・んでいる岩かげ」「空気が—・んでいる」 2 底に沈んでたまる。また、どんより濁る。「泥が底に—・んでいる」「—・んだ目をし...
よに‐も【世にも】
[副]《副詞「よに」+係助詞「も」から》 1 非常に。ことのほか。「—不思議な事件」「—妙(たえ)なる調べ」 2 (あとに打消しの語を伴って)決して。「筑波嶺の岩もとどろに落つる水—たゆらに我が...