ぬれごと‐し【濡れ事師】
1 歌舞伎で、濡れ事を得意とする役者。色事師。 2 情事に巧みな人。色事師。
ねい‐かん【佞奸/佞姦】
[名・形動]口先巧みに従順を装いながら、心の中は悪がしこくねじけていること。また、そのさまや、その人。「—な(の)輩」
ねい‐しん【佞臣】
口先巧みに主君にへつらう、心のよこしまな臣下。
ねい‐じん【佞人】
口先巧みにへつらう、心のよこしまな人。佞者。「君側の—ばらが、この陵の一失を取上げて」〈中島敦・李陵〉
ねい・する【佞する】
[動サ変][文]ねい・す[サ変]口先巧みにこびへつらう。おもねる。「世に—・する者あり」〈福沢・文明論之概略〉
ねい‐べん【佞弁/佞辯】
心がねじけていて口先が巧みなこと。また、その言葉。「—を弄(ろう)する」
のう‐しょ【能書】
《「のうじょ」とも》字を巧みに書くこと。また、その人。能筆。「—家」
のう‐ひん【能品】
三品(さんぴん)の一。書画で、妙品に次ぐ品位。技術は巧みであるが気韻に乏しいもの。
のう‐ぶん【能文】
文章に巧みなこと。また、その文章。「—家」
のう‐べん【能弁/能辯】
[名・形動]弁舌に巧みなこと。また、そのさま。「—な(の)人」「—家」