巧詐(こうさ)は拙誠(せっせい)に如(し)かず
《「韓非子」説林上から》巧みにいつわりごまかすのは、つたなくても誠意があるのには及ばない。
こう‐しゃ【巧者/功者】
[名・形動]手慣れていてたくみなこと。また、そういう人や、そのさま。「—な手口」「試合—」
こう‐しゅ【巧手】
技芸などの、技のたくみなこと。また、その人。巧者。「舞の—」
こう‐しょう【巧匠】
技術に優れた大工や工人。
こう‐しょう【巧笑】
あいきょうのある笑い。また、あいそ笑い。作り笑顔。「倩(せん)たる—にわが命を託するものは必ず人を殺す」〈漱石・虞美人草〉
こう‐せつ【巧拙】
たくみなことと、つたないこと。じょうずとへた。「作品の—を問わない」
こう‐だ【巧打】
[名](スル)野球などで、打ちにくいボールをじょうずに打つこと。
こう‐ち【巧知/巧智】
たくみな才知。すぐれた知恵。「そのよくはたらく—に改めて感心しないわけにはいかなかった」〈野間・真空地帯〉
こう‐ち【巧緻】
[名・形動]精巧で緻密なこと。たくみで、細部にわたってよくできていること。また、そのさま。「—を極めた作品」「—な文章」 [派生]こうちさ[名]
こう‐ち【巧遅】
出来ばえはすぐれているが、仕上がりまでの時間がかかること。⇔拙速。