さし‐みず【差(し)水】
[名](スル) 1 水をつぎ足すこと。また、その水。「寄せ鍋に—する」 2 井戸に外から悪い水が入ること。また、その水。 3 河川の水量が少し増えること。
さし‐むかい【差(し)向(か)い】
二人が向かい合うこと。さし。「—で一杯やる」「—に腰掛ける」
さし‐むか・う【差し向かふ】
[動ハ四] 1 向かい合う。向き合う。「牡牛(ことひうし)の三宅の潟に—・ふ鹿島の崎に」〈万・一七八〇〉 「二人—・ひて泣きけり」〈源・玉鬘〉 2 当面する。現在…である。「その母君…、—・へる...
さし‐むき【差(し)向き】
[副] 1 さしあたり。今のところ。当面。「—金には困らない」 2 いってみれば。さしずめ。「—あたしア、ハゲ頭の重役ってところかね」〈獅子文六・自由学校〉
さし‐む・ける【差(し)向ける】
[動カ下一][文]さしむ・く[カ下二] 1 その方向へ向ける。「明かりを—・ける」 2 指定した場所などへ向かわせる。派遣する。「救援隊を—・ける」「車を—・ける」
さし‐むね【指棟/差棟】
妻壁の外に出た化粧棟木で、破風板(はふいた)や妻にさした形になっているもの。
さし‐もぐさ【差艾/指焼草】
ヨモギの別名。
さし‐もつれ【差し縺れ】
いざこざ。紛糾。
さし‐もどし【差(し)戻し】
1 提出された書類・案件などをもとへ戻すこと。 2 訴訟上、上級審において原判決を取り消しまたは破棄する場合にとられる処置。事件を原審である控訴審または第一審に戻して、もう一度審理させること。
さしもどし‐はんけつ【差(し)戻し判決】
上級審が、原判決を取り消しまたは破棄して、改めて審理させるため、事件を原審に差し戻す判決。