すんぷ【駿府】
駿河(するが)国府の所在地。現在の静岡市。中世、今川氏の居所として栄えた。徳川家康が将軍を退いたのち隠棲した地。国府があることから府中とも呼ばれた。
せいいき‐とごふ【西域都護府】
中国で漢代に、西域経営のために設置された官府。前60年、前漢の宣帝が烏塁(うるい)城に設置、西域諸国の統治のほか、屯田の経営、交易の保護などに任じた。107年廃止。
せいせい‐ふ【征西府】
南北朝時代、懐良親王が征西将軍として九州を転戦した時に、各地に設けた在所。
せい‐ふ【政府】
政治を行う所。立法・司法・行政のすべての作用を包含する、国家の統治機構の総称。日本では、内閣および内閣の統轄する行政機構をさす。
せかい‐せいふ【世界政府】
⇒世界国家
せっしょう‐ふ【折衝府】
中国唐代、各地に置かれた軍府。府兵制度の基礎をなすもので、全国六百余か所に設置、府兵の徴集・訓練・動員などをつかさどった。長官は折衝都尉。
ぜんう‐とごふ【単于都護府】
中国唐代、内蒙古の突厥(とっけつ)などの諸部族を統治するために置かれた機関。650年設置。
そうさい‐せいふ【総裁政府】
フランス革命末期のブルジョア共和政府。1795年、共和暦第3年憲法によって成立。行政を担当する5人の総裁と、立法府としての二院制議会によって構成された。1799年、ナポレオンのブリュメール18日...
そうじん‐ふ【宗人府】
中国、明・清時代に、皇族(宗人)を監督した官庁。
そうとく‐ふ【総督府】
植民地などで、総督が長官としてその政務を行う役所。日本も第二次大戦終結まで、台湾と朝鮮に設置していた。