むさんしゃ‐しんぶん【無産者新聞】
大正14年(1925)創刊の日本共産党の合法機関紙。佐野学・渡辺政之輔らが参加。相次ぐ弾圧で昭和7年(1932)廃刊、「赤旗(せっき)」に統合された。
めいろくざっし【明六雑誌】
明六社の機関誌。明治7年(1874)3月創刊、政府の言論弾圧により、翌年11月第43号で廃刊。広く社会・学術全般にわたる記事・論文を掲載、啓蒙思想の指針となった。
めいろく‐しゃ【明六社】
日本最初の学術団体。明治6年(1873)森有礼(もりありのり)が、福沢諭吉・加藤弘之・中村正直・西周(にしあまね)らと結成。機関誌「明六雑誌」を発行、開化期の啓蒙に指導的役割を果たしたが、明治8...
めさましぐさ【めさまし草】
文芸雑誌。明治29年(1896)1月創刊、明治35年(1902)2月廃刊。「しがらみ草紙」の後継誌で、森鴎外・幸田露伴・斎藤緑雨らの文芸評論を主としたもの。
よこはま‐じけん【横浜事件】
太平洋戦争中の昭和17年(1942)に起きた言論弾圧事件。神奈川県特高警察が雑誌「改造」の細川嘉六の論文を共産主義的として細川やその知人らを検挙、さらに関連の出版関係者を逮捕し、治安維持法違反と...
ライフ【Life】
米国のグラフ雑誌。1936年、週刊誌として創刊。写真を中心としたルポルタージュや特集で評判を得た。1972年に廃刊になったが、1978〜2000年に月刊誌として復刊、2004〜2007年には新聞...
レビュー【The Review】
英国の小説家デフォーが主宰した雑誌。1704年創刊、1713年廃刊。はじめ週刊誌で、のち週3回発行となる。記事の大半をデフォーが執筆、国内外の政治問題から社会道徳まで幅広い話題を扱った。
ろうどうせかい【労働世界】
日本最初の労働組合機関紙。明治30年(1897)労働組合期成会・鉄工組合の共同機関紙として創刊。のち、諸々の変遷を経て「社会主義」と改題。明治37年(1904)廃刊。
わせだぶんがく【早稲田文学】
文芸雑誌。明治24年(1891)早稲田大学の前身東京専門学校文学科の機関誌として創刊。坪内逍遥が主宰し、森鴎外との間に没理想論争を展開。明治31年(1898)休刊。第二次は明治39年に(1906...
われら【我等】
日本の総合雑誌。大正7年(1918)の白虹事件により朝日新聞を退社した長谷川如是閑、大山郁夫らが中心となり、大正8年(1919)に創刊。進歩的思想に基づいて社会批評を展開した。昭和5年(1930...