うま‐や【馬屋/厩】
馬を飼っておく小屋。馬小屋。むまや。
むま‐や【馬屋/厩】
⇒うまや
うまやかじ【厩火事】
落語。厩の火事で馬よりも家来の身を案じた孔子の故事にならい、髪結いの女房が、亭主の愛情を試そうと、大切な瀬戸物を割る。亭主は女房の身を案じるが、それはけがをされては、自分が食い上げになるからであった。
うまや‐ごえ【厩肥】
「きゅうひ(厩肥)」に同じ。
うまや‐の‐つかさ【厩司】
院の庁や摂関家で、厩や馬のことをつかさどった役所。別当・預(あずかり)・舎人(とねり)などの職員がいた。うまづかさ。うまやつかさ。
うまや‐の‐とねり【厩舎人】
摂関家や将軍家に仕え、馬の世話をした者。うまやどねり。
うまや‐の‐べっとう【厩別当】
院庁や摂関家で、厩司(うまやのつかさ)の長官。
うまや‐ばし【厩橋】
東京都隅田川に架かる橋の一。駒形橋の下流にある。江戸時代、西岸の浅草に幕府の馬小屋があり、御厩(おんまや)の渡しがあった。 群馬県前橋市の古称。
うまや‐ぶぎょう【厩奉行】
鎌倉幕府・室町幕府の職名。幕府の厩のことをつかさどり、また、将軍の外出につき従った役。
きゅう【厩】
[人名用漢字] [音]キュウ(キウ)(漢) [訓]うまや 馬を飼う小屋。うまや。「厩舎・厩肥/典厩」