ゆ‐づか【弓柄/弓束/弣】
《「ゆつか」とも》矢を射るとき、左手で弓を握る部分。ゆみづか。また、そこに巻く革。
ゆみ‐つか【弓柄/弓束/弣】
⇒ゆづか
ゆづき‐の‐きみ【弓月君】
秦(はた)氏の祖といわれる伝説的人物。秦の始皇帝の子孫と称し、応神天皇の代に百済(くだら)から渡来したという。融通王。
ゆ‐づる【弓弦】
「ゆみづる」の音変化。
ゆづる‐うち【弓弦打ち】
「弦打(つるう)ち」に同じ。「—をしつつ夜めぐりするやうになむ侍る」〈宇津保・蔵開上〉
ゆ‐にわ【弓庭】
⇒弓場(ゆば)
ゆ‐はず【弓弭/弓筈/弓彇】
「ゆみはず」に同じ。
ゆ‐はら【弓腹】
弓の弓幹(ゆがら)の内側。「梓弓(あづさゆみ)—振り起こし」〈万・三三〇二〉
ゆ‐ば【弓場/弓庭】
弓の練習をする所。特に平安時代、皇居内、紫宸殿(ししんでん)の前庭の西隅にあった射場をいう。のちには武家も設けるようになった。弓庭(ゆにわ)。ゆみば。
ゆば‐どの【弓場殿/弓庭殿】
1 天皇が射技を見るために弓場に面して設けられた御殿。ゆみばどの。いばどの。 2 平安京内裏校書殿(きょうしょでん)の異称。また、その東庇(ひがしびさし)の北二間。