ひき‐か・える【引(き)換える/引(き)替える】
[動ア下一][文]ひきか・ふ[ハ下二] 1 取りかえる。交換する。ある物を渡す代わりに別の物を手に入れる。「当たりくじを景品と—・える」 2 まったく異なる。反対になる。多く、「…にひきかえ」の...
ひき‐か・ける【引(き)掛ける】
[動カ下一][文]ひきか・く[カ下二] 1 掛けてさげる。ひっかける。「枝に着物を—・ける」 2 引いて上にかぶせる。また、無造作に着たり履いたりする。ひっかける。「下駄を—・けて」〈漱石・吾輩...
ひき‐かさ・ぬ【引き重ぬ/引き襲ぬ】
[動ナ下二]その上に重ねる。重ねて着る。「袿(うちぎ)ども五つ—・ねて」〈宇津保・楼上下〉
ひき‐かず・く【引き被く】
[動カ四]頭からかぶる。引きかぶる。「ただ衣を—・きてふしたり」〈落窪・一〉
ひき‐かぜ【引(き)風/引(き)風邪】
風邪をひくこと。かぜひき。
ひき‐かなぐ・る【引きかなぐる】
[動ラ四]手荒く引きのける。荒々しく引きちぎる。「御殿どもの格子—・りて乱れ入るに」〈増鏡・さしぐし〉
ひき‐がき【引(き)柿/曳き柿】
布などに柿渋(かきしぶ)を引くこと。また、その布。「あひあひ—したる摺り尽しの直垂(ひたたれ)に」〈義経記・一〉
ひき‐がし【引(き)菓子】
祝儀・仏事などで引き出物として出す菓子。
ひき‐がね【引(き)金】
1 小銃・ピストルなどの、指で引く発射装置の金具。 2 ある事態を引き起こす直接の原因。きっかけ。「授業料の値上げが—となって大学紛争が起こった」
ひき‐きり【引(き)切り】
《「ひきぎり」とも》 [名] 1 手元に引くようにして切ること。 2 茶道で、茶釜の蓋をのせておく竹製の蓋置(ふたおき)。 3 「引き切り鋸(のこぎり)」の略。 [名・形動ナリ]せっかちでゆ...