横(よこ)と◦出(で)る
わざと意地悪い態度をとる。横意地を張る。「さやうに—◦出候はば、山こかしのやうに申したて」〈浮・色三味線・五〉
よこ‐わたし【横渡し】
1 こちら側から向こう側へかけ渡すこと。「—に綱を張る」 2 流れなどを横切って向こう岸へ渡すこと。「船に乗りて、—に大津に着く」〈仮・東海道名所記・五〉
よ‐せい【余情】
[名・形動ナリ] 1 「よじょう(余情)」に同じ。「勅使は花の都人、もてなしに—うすし」〈浄・本朝三国志〉 2 同情のおこぼれ。また、わずかな謝礼。「わづかな弟子衆の—や、わが身の働きで」〈浄・...
よつ‐ぢ【四つ乳】
三味線の胴に張る猫皮。また、それを張った三味線。乳のあとが四つあるのでいう。一般に犬皮より上等とされる。→犬皮(けんぴ)
よにん‐ばり【四人張り】
四人がかりで張るほどの強い弓。「九尺ばかりありける—を杖につき」〈義経記・五〉
よぼう‐せん【予防線】
1 敵の攻撃などに備えて、あらかじめ講じておく警戒、監視などの手段。 2 あとで失敗したり非難されたりなどしないように、前もってうっておく手段。「あとでつけこまれないように—を張る」 [補説]「...
よ‐みせ【夜店/夜見世】
1 夜、路上などで品物を並べて売る店。《季 夏》「引いて来し—車をまだ解かず/虚子」 2 遊郭で、夜に見世を張ること。「昼にもまさる灯火(ともしび)は月常住の—かや」〈浄・淀鯉〉
世(よ)を張(は)・る
見えを張る。外観を繕う。「灯火(ともしび)の消ゆるまで—・るこそうたてけれ」〈浮・椀久一世〉
リンク【link】
[名](スル) 1 つなぐこと。連結すること。「円高と不景気とを—して考える」 2 鎖の輪。連鎖。 3 クランクなどの運動装置の棒。ふつう4本の長さの異なるリンクをピンで環状につなぎ、1本を固定...
ろん‐じん【論陣】
議論や弁論をするときの論の組み立て。「—を張る」 [補説]「論戦を張る」は誤り。→論陣を張る[補説]