こう‐じん【後人】
のちの人。後世の人。⇔先人/前人。
こう‐せい【後生】
1 あとから生まれてくる人。後世の人。「古人もそうだったし、—もそうでしょう」〈芥川・戯作三昧〉 2 あとから学ぶ人。後輩。後進。
こう‐だい【後代】
のちの時代。のちの世。後世(こうせい)。「名を—に残す」
こう‐なん【後難】
1 あとに起こる災難。後日の災い。「—を恐れて被害届を出さない」 2 あとになって受けるそしり。後世の非難。「爰(ここ)にて一軍(ひといくさ)もせざらんは、—遁(のが)れがたくして」〈太平記・一九〉
こう‐ひ【口碑】
《石碑のようにながく後世にのこる意》古くからの言い伝え。伝説。「—に残る悲話」
こう‐よう【後葉】
1 後代。後世。また、子孫。「平氏の—」 2 脳下垂体の後部。
こ‐てん【古典】
1 古い時代に書かれた書物。当代・現代からみて、古い時代に属する書物。「鴎外や漱石も若者にとっては—なのである」 2 学問・芸術のある分野において、歴史的価値をもつとともに、後世の人の教養に資す...
こと‐うら【琴占】
古代の占いの一。琴を弾いて神霊を迎え、神がかりした人の口から出る託宣によって吉凶を占った。後世は、琴の代わりに琴板(こといた)を笏(しゃく)でたたいて占った。→琴板
此(こ)の世(よ)の外(ほか)
あの世。のちの世。後世。来世。「あらざらむ—の思ひ出に今ひとたびの逢(あ)ふこともがな」〈後拾遺・恋三〉
こ‐ふどき【古風土記】
和銅6年(713)の元明天皇の詔によって編集された諸国の風土記。後世のものと区別していう語。→風土記