けい‐しんし【継親子】
子の父または母が再婚した場合の子と後妻または後夫との関係。民法旧規定は法定の親子関係としたが、現行民法上は姻族一親等の関係にとどまる。
こなみ【前妻/嫡妻】
一夫多妻のころの制度で、先に結婚した妻。前妻または本妻。⇔後妻(うわなり)。「—が肴(な)乞はさばたちそばの実の無けくをこきしひゑね」〈記・中・歌謡〉
ごけ‐いり【後家入り】
1 未亡人のところに婿入りすること。 2 後妻として入ること。また、その人。 3 ひとそろいの道具の不足分を他から持ってきて補うこと。「—にても用に足らばさて有べし」〈松屋筆記〉
さい【妻】
[音]サイ(呉) [訓]つま [学習漢字]5年 〈サイ〉夫の配偶者。つま。「妻子/愛妻・恐妻・愚妻・後妻(ごさい)・正妻・夫妻・亡妻」
〈つま(づま)〉「新妻(にいづま)・人妻」 [難読]後...
せん‐さい【先妻】
死別・離別した妻。もとの妻。前妻。⇔後妻(ごさい)。
そうどう‐うち【騒動打ち】
⇒後妻(うわなり)打ち2
な【肴】
鳥獣の肉や魚介・野菜など、酒・飯に添える副食物の総称。おかず。「後妻(うはなり)が—乞はさば柃(いちさかき)実の多けくを」〈記・中・歌謡〉
にど‐ぞい【二度添い】
二度目の妻となること。また、その人。後妻。のちぞい。
にばん‐ばえ【二番生え】
1 一度刈った草などが再び生えてくること。また、そのような草。 2 次男。「内儀のない息子、—の手代などに」〈浮・禁短気・三〉 3 後妻、継母。「針ほどを棒とは母の—」〈柳多留・初〉 4 愚かな...
ぬかふく‐こめふく【糠福米福】
継子(ままこ)話の一。後妻が先妻の子の糠福に意地悪をし、わが娘の米福をかわいがるが、最後に糠福は長者の家に嫁ぎ、幸福になる。「紅皿欠皿(べにざらかけざら)」なども同趣。