せい‐せい【清清/晴晴】
[副](スル) 1 苦痛や煩わしさがなくなって、気持ちが晴れるさま。「試験が終わって—(と)した」 2 すがすがしく感じるさま。「高い山の見晴はまた別だね。実に—するよ」〈蘆花・不如帰〉 [...
せち【切】
[形動ナリ] 1 深く心に感じるさま。痛切だ。「物の興—なるほどに、御前に皆御琴ども参れり」〈源・藤裏葉〉 2 非常に大切だ。重大だ。「忍びてものし給へ。—なること聞えむ」〈宇津保・国譲下〉 3...
せ‐の‐うみ【石花海】
駿河(するが)湾南部、御前崎(おまえざき)東方にある水深100メートル以下の浅い海域。好漁場。
ぜ【前】
[接尾]《「ごぜ(御前)」の略》人を表す語に付いて、尊敬の意を添える。「尼—」
ぜん‐こう【前行】
1 前に進むこと。前進。 2 他に先だって行くこと。また、軍隊の先鋒(せんぽう)。 3 以前の行い。「前言—」 4 行幸のとき、御前に立って案内する役。「高御座(たかみくら)の行幸に、—とかや何...
そい‐ふ・す【添ひ臥す】
[動サ四] 1 寄り添って横になる。添い寝する。「裳をだにもよう言はば着ぬさまにて御前に—・し」〈枕・二四六〉 2 物に寄りかかってからだを横にする。「いみじくをかしげなる人、几帳のつらに—・し...
そう‐じょう【奏杖】
貴人の御前に文書を挟んで差し出すつえ。ふばさみ。ふづえ。
候(そろ)べく候(そろ)
1 「そうろう(候)」に同じ。女性の手紙に多く用いられた。「さてさて無沙汰に思ひまゐらせ—とも書いてやれ」〈松の葉・三〉 2 《1を適当に崩して書いて通用させたところから》いいかげんにすること。...
そう‐よう【総容/総様】
その座にいる一同の人。みなみな。「—様へのお暇乞ひと」〈浮・御前義経記・八〉
そこ‐いたり【底至り】
1 徹底していること。「江戸の人の腹を刳(えぐ)るべき—の馳走をせんと」〈露伴・風流魔〉 2 外観はそれほどではないが、表に出ないところが念入りで精巧にできていること。「近年難波(なんば)の風呂...