ひがしやま‐ごぶんこ【東山御文庫】
京都御所にある文庫。歴代天皇の宸翰(しんかん)類や古記録など、平安時代以降皇室に伝わる典籍を所蔵。宮内庁の所管。東山文庫。
ひさし‐の‐ごしょ【廂の御所】
鎌倉幕府で、将軍の御所の庇の間。廂番が宿直した所。
ひさし‐の‐ふだ【廂の簡】
鎌倉幕府で、小侍所(こざむらいどころ)に属した番衆のうち、将軍に親しく近づくことを許された者の姓名を記して廂の御所に掛けておいたふだ。
ひさし‐ばん【廂番】
鎌倉幕府の職名。廂の御所に交代で宿直して将軍を護衛する役。1番から6番まであり、それぞれ10名前後であたった。廂の衆。
ひたい‐つき【額突き/額月】
1 「月代(さかやき)」に同じ。「—の跡もってのほかにさがりたれば」〈太平記・二一〉 2 《形が1に似るところから》常の御所や居間の壁などの中央に設けた小さな出入り口。上部を半月形にしてある。「...
ひとことぬし‐の‐かみ【一言主神】
大和の葛城(かつらぎ)山の神。悪い事も善い事も一言で言い放つ託宣神とされる。奈良県御所(ごせ)市にある一言主神社に祭られている。葛城神(かつらぎのかみ)。
びくに‐ごしょ【比丘尼御所】
江戸時代、皇女・王女または公卿の娘などで出家した人が住職となった尼寺。中宮寺・法華寺など。尼御所。
ふきあげ‐ぎょえん【吹上御苑】
皇居の内苑。江戸城西の丸の西側にあたる。江戸時代中期には庭園を管理する吹上奉行がおかれた。現在は、吹上御所がある。
ふしみ‐ぶぎょう【伏見奉行】
江戸幕府の職名。遠国奉行の一。老中の支配に属し、伏見の民政管理、宇治・伏見・木津川の船舶の取り締まり、また、京都御所の警備や西国大名の往来の監視などを行った。
ふしん‐ぶぎょう【普請奉行】
武家の職名。室町幕府では御所・城壁・堤防など、江戸幕府では、老中の下で土木工事・武家屋敷の管理などにあたった。