ご‐ほうぜん【御宝前】
神や仏の御前。賽銭箱(さいせんばこ)などのあるあたり。
ご‐ほうび【御褒美】
「褒美1」の美化語。
ご‐ほうべん【御方便】
[名・形動] 1 仏の方便を敬っていう語。 2 「方便3」に同じ。「—なものじゃ無(ね)えか、あれ程はしゃいでいた野郎が」〈芥川・鼠小僧次郎吉〉
ご‐ほうめい【御芳名】
「芳名1」に、さらに敬意を加えた語。 [補説]敬意の重複について →尊父[補説]
ご‐ほん【御本】
1 書物の尊敬語・美化語。 2 貴人のためのお手本。「太政大臣の家にわたりおはしまして帰らせ給ふ御贈り物に、—奉るとて」〈後撰・賀・詞書〉
ご‐ほんぞん【御本尊】
「本尊3」に同じ。「当の—は御存知ない」
ごほん‐ぢゃわん【御本茶碗】
桃山時代から江戸時代にかけて、日本から手本を送って朝鮮で焼かせた抹茶茶碗。狭義には釜山窯(ふざんよう)で焼かれたものをいう。淡紅色の斑文(はんもん)があるのが特色。御本手(ごほんて)。御本。
ごほん‐て【御本手】
1 《「ごほんで」とも》「御本茶碗」に同じ。 2 《「御本手縞」の略》赤糸の入った縦縞。奥縞。
ご‐ぼう【御坊/御房】
1 僧房、または寺院を敬っていう語。 2 僧を敬ってよぶ語。「師の—」
ごぼう【御坊】
和歌山県西部の市。西本願寺日高御坊の門前町として発達。日高川河口に臨み、製材業が盛ん。人口2.6万(2010)。