み‐さか【御坂】
坂の美称。「足柄の—恐(かしこ)み曇り夜の我(あ)が下延(したばへ)を言出(こち)でつるかも」〈万・三三七一〉
み‐さき【御先/御前】
1 貴人などの先払い。前駆。 2 神が使者として遣わす動物。カラス・キツネなど。 3 変死人の霊魂。特に、西日本地方でいう。
みさき‐うま【岬馬/御崎馬】
宮崎県の都井(とい)岬付近で、半野生状態で生息する小形の馬。家畜の馬が放牧されて野生化したもの。天然記念物。都井馬。
みさき‐がらす【御先烏】
山の神の使者としてのカラス。また、墓前の供物に群がるところから邪霊の代表のようにもいわれる。
み‐さと【御里/京】
みやこ。京都。
み‐さぶらい【御侍】
貴人を敬って、その従者をいう語。みさぶらいびと。「—御笠と申せ宮城野の木の下露は雨にまされり」〈古今・東歌〉
み‐しね【御稲】
稲(いね)の美称。「—つく女(をみな)のよさ」〈神楽・細波〉
み‐しほ【御修法】
《「みしゅほう」の音変化》 1 国家または貴人が僧を呼んで密教の修法を行う、その法会。みずほう。 2 ⇒後七日(ごしちにち)の御修法(みずほう)
み‐ずほう【御修法】
⇒みしほ(御修法)
み‐しゅほう【御修法】
「みしほ(御修法)」に同じ。