び‐おん【微温】
[名・形動] 1 わずかに温かいこと。なまあたたかいこと。 2 手ぬるいこと。中途半端であること。また、そのさま。「—な読書人の固定した信用を失わしめない」〈大仏・帰郷〉
び‐おん【微音】
かすかな音や声。
びおん‐てき【微温的】
[形動]徹底しないさま。てぬるいさま。「—な態度」「—な改革」
びおん‐とう【微温湯】
温度の低い湯。ぬるまゆ。
び‐か【微瑕】
少しのきず。わずかの欠点。「儀礼を正しうして—だに犯さぬ」〈菊池寛・忠直卿行状記〉
び‐かせき【微化石】
その同定や観察に顕微鏡を必要とする小さい化石の総称。ふつう数ミリメートル以下の大きさのものを指す。放散虫、珪藻類、有孔虫、花粉などの微化石が知られ、過去の環境の推測や年代特定に用いられることが多い。
び‐かん【微官】
階級の低い官職。また、官吏がみずからをへりくだっていう語。卑官。小官。
び‐かんしょう【微環礁】
サンゴの群体が環状になった小規模な環礁。人が居住できるような大型のものではなく、おおむね直径数メートルから十数メートルのものをさす。マイクロアトール。
び‐きあつけい【微気圧計】
気圧の微小な変化を測定する器械。感度の高い自記気圧計で、大気中の核爆発による変動も遠方でとらえることができる。
びきあつ‐しんどう【微気圧振動】
気圧の微小な変化が波として伝わる現象。感度の高い微気圧計で捉えられる。核実験、大地震に伴う津波、隕石の落下、火山噴火などによって生じる。微気圧変動。