ぜん‐しん【善心】
1 人の道にかなったよい心。良心に恥じない心。 2 仏語。仏道に入り、精進する心。また、清浄な慈悲の心。
ぜんしんあくしん【善心悪心】
里見弴の短編小説。大正5年(1916)、「中央公論」誌に発表。
そう‐しん【争心】
人と争う心。「歓喜と—と親愛と」〈阿部次郎・三太郎の日記〉
そう‐しん【喪心/喪神】
[名](スル) 1 魂が抜けたように、ぼんやりすること。放心。「落胆—する」 2 意識を失うこと。気絶。失神。「落雷のショックで—する」 [補説]書名別項。→喪神
そう‐しん【壮心】
勇ましく盛んな心。壮志。「獄屋の苦痛に—も摧(くだ)け」〈鉄腸・雪中梅〉
そく‐しん【即心】
仏語。今、あるがままの心。迷いの心そのまま。
そく‐しん【惻心】
いたみ哀れむ心。惻隠の心。
そこ‐しん【底心】
心の奥底。しんそこ。そこごころ。「—には怖気(おじけ)は満ちている」〈宙外・独行〉
そ‐しん【素心】
前々からもっている考え。素志。
そぞろ‐ごころ【漫ろ心】
そわそわと落ち着かない心。浮ついた心。すずろごころ。