む‐しん【無心】
[名・形動] 1 無邪気であること。また、そのさま。「—の勝利」「—な子供」 2 意志・感情などの働きがないこと。「—の草木」 3 仏語。 ㋐心の働きが休止していること。 ㋑一切の妄念を離れた...
む‐しんじん【無信心】
[名・形動]信仰心のないこと。また、そのさま。ぶしんじん。「—な人」
むじょう‐ごころ【無常心】
「無常気」に同じ。「浮き世の頼み涙にくれ、—や入相(いりあひ)の鐘」〈浄・寿の門松〉
むすめ‐ごころ【娘心】
若い女性らしい純情な心。乙女心。娘気。「感じやすい—」
む‐とくしん【無得心】
[名・形動ナリ]《「むどくしん」とも》 1 得心しないこと。納得できないこと。また、そのさま。不得心。「異見言うても嘆いても、聞き入れ給はぬ—」〈浄・矢口渡〉 2 道理や人情にそむくこと。また、...
む‐どうしん【無道心】
[名・形動ナリ] 1 仏法を求める心がないこと。また、そのさま。「もとより—の者の名聞利養をむねとして」〈妻鏡〉 2 道理にそむいたことをすること。また、そのさま。無慈悲。「面を赤めて言ひけるは...
めいよ‐しん【名誉心】
名誉を手に入れようとする気持ち。名誉を重んじる心。
もう‐じん【妄心】
《「もうしん」とも》仏語。煩悩にけがされた心。迷いの心。誤った心。「はたまた—の到りて狂せるか」〈方丈記〉
もの‐ごころ【物心】
世の中の物事や人間の感情などについて理解できる心。分別。「—が付く」
もの‐の‐こころ【物の心】
1 物事の道理。「予—を知れりしより、四十(よそぢ)あまりの春秋をおくれるあひだに」〈方丈記〉 2 物事の情趣。「少し—しるは涙落としけり」〈源・紅葉賀〉