おさな‐ごころ【幼心】
幼いときの心。幼児の気持ち。子供心。「—にも悲しみを覚えた」
お‐しん【悪心】
気持ちが悪くて、吐きそうな感じ。吐き気。
おとこ‐ごころ【男心】
1 男の気持ち。男に特有の心理。「—をだれが知る」 2 女にひかれる男の気持ち。男の浮気な心。「—をそそる」 3 女が男を恋い慕う心。「落窪はよに心とはせむと思はじ。—は見えざりつ」〈落窪・一〉
おとな‐ごころ【大人心】
大人のように落ち着いた心。世なれた心。
おとめ‐ごころ【乙女心】
少女の純情で感じやすい心。 [補説]書名別項。→乙女心
おとめごころ【乙女心】
石橋思案の小説。明治22年(1889)刊。吉岡書店の小説書き下ろし叢書(そうしょ)「新著百種」の一。
おに‐ごころ【鬼心】
鬼のように残忍な心。「何と云う恐ろしい—が」〈木下尚江・良人の自白〉
おび‐しん【帯心/帯芯】
女帯の形を保つために芯として入れる厚い綿布。三河木綿・河内木綿など。
おもう‐こころ【思ふ心】
[連語] 1 愛する心。恋心。「家にして結ひてし紐を解き放(さ)けず—を誰か知らむも」〈万・三九五〇〉 2 このようにしたいという気持ち。「生まれし時より—ありし人にて」〈源・桐壺〉
親(おや)思(おも)う心(こころ)にまさる親心(おやごころ)
《吉田松陰の歌「親思ふ心にまさる親心けふの音づれ何ときくらん」から》子が親を思う心よりも、子を思いやる親の気持ちのほうがはるかに深いということ。