だい‐しょうき【大祥忌】
人が死んで翌々年の命日に行う法要。三回忌。三周忌。
だっさい‐き【獺祭忌】
《子規が獺祭書屋(だっさいしょおく)主人と号したところから》正岡子規の忌日。9月19日。《季 秋》「うち晴れし淋しさみずや—/万太郎」
だるま‐き【達磨忌】
禅宗で、10月5日の達磨大師の忌日に行う法会。《季 冬》「—や達磨に似たる顔は誰/漱石」
ち‐いみ【血忌(み)】
1 出産・月経を不浄として忌むこと。出産の場合は夫にも忌みが及ぶものとされる。赤不浄。 2 「血忌み日」の略。
ちかまつ‐き【近松忌】
近松門左衛門の忌日。陰暦11月22日。巣林子忌(そうりんしき)。巣林忌。《季 冬》「けふも亦心中ありて—/虚子」
ちょうくう‐き【迢空忌】
折口信夫(おりくちしのぶ)(号、釈迢空(しゃくちょうくう))の忌日。9月3日。《季 秋》
つち‐いみ【土忌(み)】
陰陽道(おんようどう)で、土公神(どくじん)のいる方角を犯す土木・建築工事を忌み嫌うこと。やむを得ず工事をするときは方違(かたたが)えをした。
とうせい‐き【桃青忌】
松尾芭蕉(ばしょう)の忌日。桃青は芭蕉の別号。陰暦10月12日。時雨忌(しぐれき)。翁忌(おきなき)。芭蕉忌。《季 冬》
としみ【落忌】
《「おとしいみ」の略》精進の期間や法要を終えたあとの宴。精進落ち。「御—のこと、楽人舞人の定めなどを御心に入れて」〈源・少女〉
どく‐いみ【毒忌(み)】
薬を飲むとき、薬効の妨げとなる食物を避けること。転じて、何事にも忌み慎むこと。「余生いぶせく—に送り玉い」〈緑雨・置炬燵〉