かん‐だ・つ【癇立つ】
[動タ五(四)]神経が高ぶって怒りっぽくなる。「ガラス板が、がちゃがちゃと揺れどおしに揺れて、彼の耳と心とを—・たせた」〈佐藤春夫・田園の憂鬱〉
かん‐にん【堪忍】
[名](スル) 1 怒りを抑えて、人の過ちを許すこと。勘弁。「悪かった、—してくれ」 2 肉体的な痛みや苦しい境遇などをじっとこらえること。我慢すること。忍耐。「且(かつ)力を尽し且—して時節を...
堪忍袋(かんにんぶくろ)の緒(お)が切(き)・れる
もうこれ以上我慢できなくて怒りが爆発する。 [補説]「緒」は、ひものこと。「堪忍袋の尾が切れる」と書くのは誤り。
かん‐ぺき【癇癖】
怒りっぽい性質。「—が強い」
きず【傷/疵/瑕】
1 切る、打つ、突くなどして、皮膚や筋肉が裂けたり破れたりした部分。「深い—を負う」 2 物の表面の裂け目や、欠けたりした部分。「レンズに—がつく」 3 人の行為・性質・容貌(ようぼう)などや物...
き‐ど【喜怒】
喜びと怒り。また、人間の感情。
きど‐あいらく【喜怒哀楽】
喜びと怒り、悲しみと楽しみ。人間のさまざまな感情。「—が激しい」
き‐みじか【気短】
[形動][文][ナリ]落ち着いて待っていられないさま。また、怒りっぽいさま。せっかち。短気。「—ですぐけんかを始める」⇔気長。
きょう‐しん【嬌嗔】
[名](スル)女性がなまめかしく怒ること。また、その怒り。「女は—してその男を打てり」〈鴎外訳・即興詩人〉
きょうらん‐どとう【狂瀾怒濤】
怒り狂う荒波。転じて、物事の秩序がひどく乱れた状態をいう。