せい‐よく【性欲/性慾】
性的な満足を得るための、肉体的な欲望。肉欲。
せい‐らい【性来】
「生来(せいらい)1」に同じ。「—の怠け者」
せい‐り【性理】
1 人の本性と、天の支配する運命。しょうり。 2 朱子学で、人間の本性または物の存在原理。
せいり‐がく【性理学】
中国で宋代から明代にかけて隆盛だった儒学の一学説。漢・唐代の訓詁(くんこ)学に対し、宇宙の原理としての理を究明し、人間の本性を明らかにしようとしたもの。宋学の中核をなす。
せいりたいぜん【性理大全】
中国の儒学書。70巻。明の永楽帝の勅により、胡広らが撰。1415年成立。宋・元の性理学者120人余の学説を集め、類別して注を加えたもの。
せい‐れい【性霊】
心の霊妙な働き。また、たましい。
せいれい‐せつ【性霊説】
中国、清の詩人、袁枚(えんばい)らが提唱した説。性情の自由な流露と自然な表現を尊重した。王士禎の神韻説や沈徳潜の格調説と対立。