こみず
[名・形動] 1 ささいなこと。細かなこと。また、そのさま。「誠に—な所へ気が付かっしゃるから」〈人・梅児誉美・後〉 2 しみったれなこと。けちなこと。また、そのさま。「これ—な客のすることなり...
さがな‐ぐち【さがな口】
悪口。「世の人の—に、欲の為なんど云われんもくるしく」〈露伴・露団々〉
ざん【讒】
他人を陥れるために事実でない悪口を言うこと。讒言。「—にあう」
ざん‐き【讒毀】
[名](スル)悪口を言い、人をきずつけること。「思うに人の僕を—する者ある可し」〈織田訳・花柳春話〉
ざん‐しゃ【讒者】
讒言をする者。人をおとしいれようとして、事実に反する悪口を言う者。
ざん‐そ【讒訴】
[名](スル) 1 他人をおとしいれようとして、事実を曲げて言いつけること。「上司に—する」 2 陰で人の悪口を言うこと。陰口。
し‐あく【四悪】
1 《「論語」尭曰から》国を治めるうえでの四つの悪。虐(ふだん民を教育しないで、罪を犯せば殺すこと)・暴(ふだん戒めることをしないで、にわかに功を求めること)・賊(命令を緩やかにしておきながら、...
衆口(しゅうこう)金(きん)を鑠(と)かす
《「国語」周語下から》多くの人の言葉、特に悪口が重なると、恐るべき結果を招くことのたとえ。讒言(ざんげん)の恐ろしさをいう言葉。
尻(しり)に付(つ)・く
人の後ろについていく。人の配下につく。尻に立つ。「人の—・いて悪口を言う」
しんさん‐くし‐いさん【身三口四意三】
仏語。十悪・十善を身口意の三業に配当したもの。十悪でいえば、身の所業の殺生・偸盗(ちゅうとう)・邪淫、口の所業の妄語・悪口(あっく)・両舌・綺語(きご)、意の所業の貪欲(とんよく)・瞋恚(しんい...