あく‐ぞく【悪俗】
好ましくない習わしや、しきたり。悪習。「弊風—」⇔美俗。
あく‐たい【悪態】
憎まれ口をきくこと。悪口。あくたいぐち。「—の限りを尽くす」
あくたい‐まつり【悪態祭(り)】
参詣人が悪口を言い合い、言い勝った者が福運を得るとされる祭り。悪口祭り。
悪態(あくたい)をつ・く
口汚くののしったり、けなしたりする。憎まれ口をたたく。「悔し紛れに—・く」
あく‐たれ【悪たれ】
悪たれること。また、その者。「—小僧」
あくたれ‐ぐち【悪たれ口】
悪たれたものの言い方。憎まれ口。「—をたたく」
あくたれ‐もの【悪たれ者】
悪たれ口をきく者。また、乱暴者。
あく‐た・れる【悪たれる】
[動ラ下一]理屈に合わないことや反抗的なこと、いやがらせなどを言う。すねた態度をとる。「酔って同僚に—・れる」
あく‐たろう【悪太郎】
1 いたずらな子供をののしっていう語。悪たれ小僧。「八字髯(ひげ)の主人すら七八歳の—同様にしかり飛ばすくらいで」〈蘆花・思出の記〉 2 荒々しい男、乱暴者を人名めかしていう語。「私は—と申して...
あくたろう【悪太郎】
狂言。無頼者の悪太郎が伯父に酒をふるまわせ、泥酔するが、その間に伯父に頭の毛をそられ、非行を悔いて仏道に入る。