あく‐がた【悪形/悪方】
歌舞伎で、悪人の役。また、それを専門に演じる俳優。敵役(かたきやく)。悪人形(あくにんがた)。
あく‐ぎ【悪戯】
たちの悪いいたずら。わるふざけ。
あく‐ぎゃく【悪逆/悪虐】
1 人道に外れた、ひどい悪事・悪行。 2 律の八虐(はちぎゃく)の一。主君や尊属を殺そうとする罪。 3 悪いいたずら。乱暴。「酒に酔うては—仕りたるが」〈虎明狂・悪太郎〉
あくぎゃく‐むどう【悪逆無道】
[名・形動]度の過ぎた悪逆であること。道に背いたひどい行いであること。また、そのさま。あくぎゃくぶとう。「—な振る舞い」
あく‐ぎょう【悪業】
悪いしわざ。よくない職業。→あくごう(悪業)
あく‐ぎょう【悪行】
人の道に外れた悪い行い。あっこう。「—の限りを尽くす」
あっ‐こう【悪行】
⇒あくぎょう(悪行)
あく‐ぎん【悪銀】
多量の銅を混ぜた品質の悪い銀貨。また、偽金(にせがね)。わるがね。「三匁五分の豆板—」〈浮・永代蔵・五〉
あく‐げつ【悪月】
1 陰陽道(おんようどう)で、凶の月。 2 運の悪い月。めぐり合わせのよくない月。 3 《中国で5月を凶事の多い月とし、また、5月5日の出生を凶としたところから》陰暦5月の異称。
あく‐げん【悪言】
人をあしざまにののしる言葉。悪口(あっこう)。あくごん。「—を吐く」