あん‐ぐ【暗愚】
[名・形動]物事の是非を判断する力がなく、愚かなこと。また、そのさま。「—な為政者」
う‐ぐ【迂愚】
[名・形動]物事に疎く愚かなこと。愚鈍なこと。また、そのさま。「今頃要求するのは、われわれの—であり」〈葉山・海に生くる人々〉
か‐ぐ【下愚】
《「論語」陽貨から》はなはだ愚かであること。また、その人。至愚。⇔上知。「この人は—の性移るべからず」〈徒然・八五〉
がん‐ぐ【頑愚】
[名・形動]おろかで強情なこと。また、そのさま。「田舎の百姓は正直なれども—なり」〈福沢・文明論之概略〉
きょう‐ぐ【狂愚】
道理を心得ず愚かなこと。
ぐ【愚】
[名・形動]おろかなこと。ばかげたこと。また、そのさま。「—を犯す」「—な男」「尾鰭(おひれ)を附けて—な評判をしておった」〈魯庵・社会百面相〉 [代]一人称の人代名詞。自分のことをへりくだ...
ぐ【愚】
[常用漢字] [音]グ(呉)(漢) [訓]おろか 1 おろか。ばか。「愚痴・愚鈍・愚民・愚問・愚劣/暗愚・頑愚」 2 ばかにする。「愚弄(ぐろう)・愚民政策」 3 おろかな者。「下愚・賢愚・衆愚...
けい‐ぐ【軽愚】
精神遅滞の軽度のもの。魯鈍(ろどん)。→精神遅滞
けん‐ぐ【賢愚】
かしこいことと、おろかなこと。賢者と愚者。「精進の前には—なし」
し‐ぐ【至愚】
[名・形動]非常におろかなこと。また、そのさま。「—なる者も甚だ少なく至智なる者も甚だ稀なり」〈福沢・文明論之概略〉