はしき‐よし【愛しきよし】
[連語]《「よ」「し」は間投助詞》「はしきやし」に同じ。「山川のそきへを遠み—妹(いも)を相見ずかくや嘆かむ」〈万・三九六四〉
はしけ‐やし【愛しけやし】
[連語]「はしきやし」に同じ。「—妻も子どもも高々に待つらむ君や山隠(やまがく)れぬる」〈万・三六九二〉
はし‐づま【愛妻】
かわいい妻。愛する妻。あいさい。「吾(あ)が—にい及(し)き会はむかも」〈記・下・歌謡〉
はし‐もの【愛者】
いとしく思う者。愛する者。「我が—に逢はずは止まじ」〈琴歌譜・継根振〉
まな【愛/真】
[接頭]人を表す名詞に付いて、非常にかわいがっている、大切に愛し育てている、などの意を表す。「—弟子」「—娘」
まな‐ご【愛子】
最愛の子。いとしご。愛児。「自分の—二人が、一度に流行チブスに襲われたときの」〈徳永・太陽のない街〉
まな‐でし【愛弟子】
特に期待を寄せ、かわいがっている弟子。
まな‐むすめ【愛娘】
かわいがっている娘。
めぐ・し【愛し】
[形ク] 1 いとおしい。かわいい。「父母を見れば貴く妻子(めこ)見ればかなしく—・し」〈万・四一〇六〉 2 気がかりである。いたわしい。「人もなき古りにし里にある人を—・くや君が恋に死なせむ」...
め・ず【愛づ】
[動ダ下二]「めでる」の文語形。