りゅうこう‐びょう【流行病】
伝染して流行する病気。急性感染症(伝染病)。疫病。はやりやまい。
りょくのう‐きん【緑膿菌】
シュードモナス科の細菌。グラム陰性の桿菌(かんきん)で、化膿(かのう)性炎症を起こし、産生する色素により膿汁が緑色を呈する。自然界に広く分布し、病原性は弱いが、菌交代症・院内感染・日和見感染(ひ...
りん‐きん【淋菌/痳菌】
ナイセリア科の細菌。グラム陰性の双球菌。淋病の病原菌で、人間にのみ感染し、免疫はできない。1879年、ドイツの医師・細菌学者A=ナイセルが発見。ゴノコッケン。
リンパけい‐フィラリアしょう【リンパ系フィラリア症】
リンパ系組織に寄生する糸状虫による感染症。熱帯および亜熱帯地域に見られる。蚊によって伝染し、リンパ浮腫・陰嚢水腫・象皮病などを起こす。リンパ系糸状虫症。
りん‐びょう【淋病/痳病】
淋菌の感染による性病。性行為のほか菌の付着した手やタオルからも感染する。2〜7日の潜伏期ののち、男性では尿道炎、女性では膣炎(ちつえん)として発症し、激しい排尿痛や灼熱感があり、膿(うみ)が出た...
リーシュマニア‐しょう【リーシュマニア症】
《leishmaniasis》スナバエで媒介される有鞭毛(ゆうべんもう)原虫であるリーシュマニアによる感染症。インド・ブラジル・中国などに多い。皮膚の糜爛(びらん)、リンパ節の腫大(しゅだい)、...
るい‐れき【瘰癧】
頸部(けいぶ)リンパ節が数珠状に腫(は)れる、結核症の特異型。感染巣から結核菌が運ばれて起こる。頸腺(けいせん)結核。結核性頸部リンパ節炎。頸部リンパ節結核。
れいすい‐びょう【冷水病】
淡水魚のかかる細菌感染症の一種。水温がセ氏20度以下の低水温期の発症例が多く、特にアユの被害が大きい。症状は体表に穴があく、尾びれが欠けるなど。元来は北米のマスの病気。日本では昭和62年(198...
レトロウイルス【retrovirus】
核酸としてRNA(リボ核酸)をもち、生体細胞に感染すると逆転写酵素が働いてDNA(デオキシリボ核酸)に転写され、宿主の染色体に組み込まれるウイルスの総称。乳腺腫ウイルス・エイズウイルス(HIV)...
レプトスピラ‐びょう【レプトスピラ病】
病原性をもつレプトスピラが感染して起こる病気。ネズミなどの保菌動物の尿で汚染された水や土壌から経皮的・経口的に感染する。動物由来感染症の一つ。菌の血清型の違いによりいくつかの種類がある。軽症の場...