よく【慾】
[音]ヨク(呉)(漢) ほしがる気持ち。「色慾・情慾」 [補説]「欲」と通用する。
よく【欲/慾】
ほしがること。自分のものにしようと熱心に願い求めること。また、その気持ち。「—が深い」「仕事に—が出る」「独占—」「名誉—」
欲(よく)と相談(そうだん)
欲得ずくで物事を行うこと。
欲(よく)と二人連(ふたりづ)れ
欲につられて行動すること。
欲(よく)に転(ころ)・ぶ
欲のために、考えや態度を変える。
欲(よく)に目(め)が眩(くら)・む
欲のために正常な判断力を失う。「—・んで法を犯す」
欲(よく)の皮(かわ)が突(つ)っ張(ぱ)・る
⇒欲の皮が張る
欲(よく)の皮(かわ)が張(は)・る
ひどく欲深くなる。欲の皮が突っ張る。「—・った人」
欲(よく)の熊鷹(くまたか)股(また)を裂(さ)く
《熊鷹が、同時に2匹の猪(いのしし)につかみかかったが、猪はそれぞれ反対の方向に駆けだしたので、熊鷹の股が裂けたということから》あまり欲が深いと災いを招くというたとえ。
欲(よく)も得(とく)も無(な)・い
欲心や利得を全く考えない。また、欲も得も考える余裕がない。「疲れ果てて—・く眠りに落ちる」