けんだく‐えき【懸濁液】
液体中に顕微鏡で見える程度の粒子が分散しているもの。粘土を含んだ濁水、金のコロイド溶液など。
けん‐ちょう【懸吊】
[名](スル)ひっかけてつるすこと。「物資を—して運搬する」
けん‐てい【懸蹄】
偶蹄類(ぐうているい)の地面に触れない小さな2個のひづめ。
けん‐にょ【懸念】
《「けんね(懸念)」の音変化》気がかり。心配。「はったとにらむ顔つきは、—もなげにしらじらし」〈浄・曽根崎〉
懸念(けんにょ)もな・い
1 思いがけない。意外である。「負けることは—・いこと」〈浄・太功記〉 2 そ知らぬふりをしている。平気なさまでいる。「入り乱れて、もみにもみしが、女は—・い顔」〈浮・三所世帯・中〉
けん‐ね【懸念】
《「けんねん(懸念)」の音変化》「けんにょ(懸念)」に同じ。
けん‐ぴょう【懸氷】
つらら。氷柱。
けん‐めい【懸命】
[形動][文][ナリ]力のかぎり努めるさま。全力をつくすさま。精一杯。「—な努力」「—にこらえる」「一生—」 [派生]けんめいさ[名]
懸命(けんめい)の地(ち)
主家から与えられた、生活の基盤とする領地。一所懸命の領地。「—をぞ安堵(あんど)せられける」〈太平記・一一〉
けんよう‐すい【懸壅垂】
⇒口蓋垂(こうがいすい)