か【戈】
古代中国で使われた武器。ほこ。
か【戈】
[音]カ(クヮ)(呉)(漢) [訓]ほこ 1 横に撃って敵を引っかける武器。ほこ。「銅戈」 2 武器。戦争。「干戈・兵戈」 [名のり]かた・とも・もち [難読]戈壁(ゴビ)
かん‐か【干戈】
《「干(たて)」と「戈(ほこ)」の意》 1 武器。また、武力。「—に訴える」 2 戦争。「十に余る大国は…相闘って—のやむ時がない」〈中島敦・弟子〉
どう‐か【銅戈】
青銅製の戈(ほこ)。中国、殷(いん)・周代に出現し、朝鮮半島で独自な形が発達して銅剣・銅鉾とともに弥生時代の日本にもたらされた。日本では刃をつけない祭器に変質した。
へい‐か【兵戈】
1 槍や刀と戈(ほこ)。転じて、武器。 2 戦争。いくさ。「—が絶えない」
ほこ【矛/鉾/戈/鋒/戟】
1 両刃の剣に柄をつけた、刺突のための武器。青銅器時代・鉄器時代の代表的な武器で、日本では弥生時代に銅矛・鉄矛がある。のちには実用性を失い、呪力(じゅりょく)をもつものとして宗教儀礼の用具とされ...