アルルのおんな【アルルの女】
《原題、(フランス)L' Arlésienne》 ドーデの戯曲。3幕。1872年初演。「風車小屋便り」中の同名の短編を脚色。純情な農民フレデリックがアルルの女に失恋、自殺する物語。
ドーデの...
アンチゴーヌ【(フランス)Antigone】
アヌイの戯曲。ソフォクレスによるギリシャ悲劇「アンティゴネ」に基づく作品。1942年刊。1944年、ドイツ占領下のパリで初演。
アンチピリンしのさいしょのてんじょうのぼうけん【アンチピリン氏の最初の天上の冒険】
《原題、(フランス)La première aventure céleste de M.Antipyrine》ツァラによる戯曲。1916年、スイスのチューリヒで行われたダダイスムのイベントで発表...
アンドロスのおんな【アンドロスの女】
《原題、(ラテン)Andria》テレンティウスの処女戯曲。紀元前166年初演とされる。
いいたいろうのし【井伊大老の死】
中村吉蔵の戯曲。5幕。大正9年(1920)4月「早稲田文学」誌に発表。同年7月、2代目市川左団次、7代目市川中車らの出演により、東京歌舞伎座で初演。
イェヌーファ【(チェコ)Jenůfa】
ヤナーチェクのオペラ。全3幕。1894年から1903年にかけて作曲。1906年改訂。プライソバー原作の戯曲「彼女の養女」に基づく。モラビアの寒村を舞台に、主人公の女性イェヌーファをめぐる愛や嫉妬...
イェルマ【Yerma】
ガルシア=ロルカの戯曲。1934年初演。子宝に恵まれない若い妻の苦悩が引き起こす悲劇を描く。「血の婚礼」「ベルナルダ=アルバの家」とともにロルカの三大悲劇とよばれる。
いかりをこめてふりかえれ【怒りをこめてふり返れ】
《原題Look Back in Anger》オズボーンの戯曲。3幕。1956年、ロンドンにて初演。大学を卒業した後に駄菓子屋を営む主人公の、社会に対する激しい不満を描き、1950年代の英国文学に...
いかれるわかものたち【怒れる若者たち】
《Angry Young Men》1950年代に登場した英国の作家の一群に与えられた称。オズボーンの、社会に抵抗する青年たちを描いた戯曲「怒りをこめてふり返れ」(1956年)による。ほかに、コリ...
いけるしかばね【生ける屍】
《原題、(ロシア)Zhivoy trup》レフ=トルストイの戯曲。1900年作。裁判事件を題材に、当時のロシア社会を批判的に描く。