おそろしきなかだち【恐ろしきなかだち】
《原題、(スペイン)El gran Galeoto》エチェガライの戯曲。3幕。1881年刊。若い作家の庇護者(ひごしゃ)夫婦の幸福な家庭が、世間のうわさ話のために崩壊していくさまを描く。
オテロ【Otello】
ベルディ作曲のオペラ。4幕。1887年ミラノで初演。シェークスピアの戯曲「オセロ」に基づく。
おとめビオレーヌ【乙女ビオレーヌ】
《原題、(フランス)La Jeune Fille Violaine》クローデルによる戯曲。1892年に第1稿、1899年に第2稿を発表。のちに、改作されて代表作「マリアへのお告げ」となる。
おのえいだはち【尾上伊太八】
新内節。本名題「帰咲名残命毛(かえりざきなごりのいのちげ)」。初世鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)作曲。延享4年(1747)に起こった、武士原田伊太夫と遊女尾上の心中未遂事件に取材。
岡本...
おひとよし【お人よし】
《原題The Good-Natur'd Man》ゴールドスミスによる戯曲。喜劇。1768年、コベントガーデンにて初演。
おふくろ
田中千禾夫の処女戯曲。昭和8年(1933)「劇作」誌に発表。1幕。同年、築地座にて初演。昭和30年(1955)久松静児監督により映画化。
おもいでをうるおとこ【思ひ出を売る男】
加藤道夫の戯曲。1幕。昭和26年(1951)「演劇」誌に発表。翌年、著者自身によりラジオドラマ化。舞台初演は昭和28年(1953)、文学座による。同年、黛敏郎作曲・近藤玲子の振り付けによりバレエ化。
おりこう【織工】
《原題、(ドイツ)Die Weber》ハウプトマンの戯曲。5幕。1893年初演。シュレジエン地方の搾取に苦しむ織工たちの暴動事件を扱った社会劇。作者の自然主義時代の代表作。
おり‐こう【織(り)工】
織物を織る工員。しょっこう。 [補説]戯曲名別項。→織工
オルフェ【(フランス)Orphée】
コクトーの戯曲。1925年執筆、1926年初演。ギリシャ神話のオルフェウスの物語を下敷きとする作品で、舞台を現代化し、詩人オルフェと王女の愛と死を幻想的に描く。1949年には作者自身の監督により...