オルレアンのしょうじょ【オルレアンの少女】
《原題、(ドイツ)Die Jungfrau von Orleans》シラーの戯曲。5幕の悲劇。1801年初演。百年戦争時代、フランスで救国の聖少女といわれたジャンヌ=ダルクを題材とする。
オンディーヌ【(フランス)Ondine】
「ウンディーネ
」に同じ。
ジロドゥーによる戯曲。3幕。1939年、パリのアテネ座にて初演。フケーの小説「ウンディーネ」を脚色したもの。
おんなのいっしょう【女の一生】
《原題、(フランス)Une Vie》モーパッサンの長編小説。1883年刊。純真な女主人公ジャンヌの結婚生活にかけた夢が、夫の裏切り、息子の放蕩(ほうとう)によって打ち砕かれていく幻滅の一生を描...
かいいだんいきているこへいじ【怪異談生きてゐる小平次】
中川信夫監督・脚本による映画の題名。昭和57年(1982)公開。原作は鈴木泉三郎の戯曲「生きてゐる小平次」。出演、藤間文彦、石橋正次、宮下順子ほか。
かいわ‐ぶん【会話文】
小説・戯曲などで、登場人物の対話をそのまま文章に書き写したもの。ふつう「 」などの記号を用いて示す。→地(じ)の文
かき‐おろ・す【書(き)下ろす】
[動サ五(四)]小説・脚本・論文などを新たに書く。「児童演劇のために—・した戯曲」
カクテルパーティー【カクテル・パーティー】
《The Cocktail Party》エリオットの戯曲。1949年初演、1950年刊。エウリピデスの悲劇「アルケスティス」に着想を得ている。
大城立裕の短編小説。昭和42年(1967)発表...
かくめいせんしのかげ【革命戦士の影】
《原題The Shadow of a Gunman》オケーシーの戯曲。2幕。1923年初演の、著者の出世作。アイルランド独立運動時の暴動を描く。
かさぶたしきぶこう【かさぶた式部考】
秋元松代の戯曲。3幕。昭和40年(1965)に放映されたテレビドラマ「海より深きかさぶた式部考」のシナリオを舞台劇用に書き換えたもの。昭和44年(1969)初演。同年、第11回毎日芸術賞受賞。
かさもり‐おせん【笠森お仙】
江戸谷中(やなか)、笠森稲荷(いなり)境内の水茶屋鍵屋の娘。明和(1764〜1772)のころ、浮世絵に描かれて評判となった美人。黙阿弥の「怪談月笠森」などにも戯曲化された。生没年未詳。