あずまはっけい【吾妻八景】
長唄。文政12年(1829)4世杵屋六三郎(きねやろくさぶろう)が作曲。江戸の名所と四季の風物とをうたった、お座敷長唄の名曲。
あぜ‐ひき【畦引き】
江戸時代、検地の際に、畦幅1尺(約30センチ)と畦の左右両わき1尺ずつを除いて測量し、その分だけ年貢を免除したこと。
あそ‐かい【阿蘇海】
京都府北部、宮津湾南西奥にある内海。天橋立(あまのはしだて)の砂嘴(さし)によって区切られたもので、周囲16キロメートル、面積4.8平方キロメートル、水深14メートル。最南端の文殊(もんじゅ)と...
あたか‐の‐まつ【安宅松】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「隈取安宅松(くまどりあたかのまつ)」。初世富士田吉治作曲。明和6年(1769)江戸市村座初演。弁慶が安宅の松のもとで、草刈り童に奥州平泉への道を教えてもらう。
あたけ‐ぶね【安宅船/阿武船】
戦国時代から江戸初期にかけて建造された大型軍船。紀伊の安宅氏の創始とされ、大砲を備えたものもあった。あたけ。
あたけ‐まる【安宅丸】
江戸時代、3代将軍徳川家光のときにつくられた大型軍船。実用に適さず半世紀で解体された。
あだ‐うち【仇討ち】
1 主君・親兄弟などを殺した者を討ち取って恨みを晴らすこと。江戸時代、武士階級で慣習として公認されていたが、明治6年(1873)禁止された。かたきうち。 2 仕返しをすること。「けんかに負けた弟...
あだ‐や【徒矢】
的に命中しない矢。むだ矢。「射る矢は悉(ことごと)く—になって」〈漱石・硝子戸の中〉
アダーラジ【Adalaj】
インド西部、グジャラート州の村。アーメダバードの北約20キロメートルに位置する。15世紀末、バーゲラ朝の王妃の命により建造された、深さ30メートルの巨大な階段状の井戸があることで知られる。
あつた【熱田】
名古屋市南部の区名。熱田神宮の門前町として発展し、江戸時代には東海道最大の宿場町で、宮宿(みやのしゅく)とよばれた。現在は工業地。