いせ‐だいさん【伊勢代参】
他人の代理として伊勢神宮に参詣すること。また、その人。特に、江戸時代、正月7日に将軍の代理として派遣された使者。
いせ‐は【伊勢派】
1 本居宣長を中心とした和歌の流派。→江戸派 →桂園派 2 ⇒伊勢風(ふう)
いせ‐りゅう【伊勢流】
1 武家礼法の一派。室町中期、伊勢貞親・貞宗のころに形成され、江戸時代に伊勢貞丈に至って大成された。 2 ⇒伊勢風(ふう)
い‐せんどう【居船頭】
江戸時代、実際に乗船する沖船頭に対して、船に乗らない廻船所有者・船主をいう。おりせんどう。
いそ‐ちどり【磯千鳥】
磯辺にいる千鳥。浜千鳥。《季 冬》「—足をぬらして遊びけり/蕪村」
地歌・箏曲(そうきょく)の曲名。江戸後期、橘岐山の詞句に菊岡検校(けんぎょう)が地歌として作曲、これに八重崎検校が箏の替手...
いそのかみささめごと【石上私淑言】
江戸中期の歌論書。3巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。宝暦13年(1763)成立。歌の本質や起源などを問答体で記す。
いそろくじょう【異素六帖】
洒落本。2巻。沢田東江著。宝暦7年(1757)刊。僧侶・歌学者・儒者の三人がより集まって遊里について論じるという筋。書名は中国の仏書「義楚六帖」をもじったもの。江戸洒落本の祖といわれる。
いた‐からど【板唐戸】
1枚または数枚の板の上下を端食(はしば)み、または裏桟(うらざん)で止めた扉。→桟唐戸
いた‐がしら【板頭】
江戸の岡場所で、その娼家の最上位の遊女。1か月の揚げ代の最も多い遊女の名札が首位に掲げられたところからの名称。吉原の御職(おしょく)にあたる。板元(いたもと)。
いたこ‐ぶし【潮来節】
潮来地方で起こった俗謡。船歌から出て座敷歌となり、江戸中期に全国的に広まった。