ふ【府】
1 地方公共団体の一。現在は大阪・京都の2府がある。→都道府県 2 国の行政機関の一。「内閣—」 3 物事の中心となる所。「学問の—」「行政の—」 4 くら。特に宮廷の文書・財貨を入れておく所。...
ふういん‐つき【封印付き】
1 悪人として世間に知れわたっていること。また、その人。札付き。「—の極悪人」 2 江戸時代、両替屋が通貨をひと包みにして封印をしたもの。
ふうすい‐とし【風水都市】
風水の考え方に基づいて造営された都市。古代中国の長安・洛陽や、日本の平安京・江戸など。
ふうぞくあずまのにしき【風俗東之錦】
江戸後期の浮世絵師、鳥居清長の代表作。江戸の風俗を描いた揃物。全20点。春の野遊び、秋の萩見、七五三など、四季折々の江戸の名所風俗の中に、美女たちの姿を描く。「清長三大揃物」と称される代表作のひとつ。
ふうぞくもんぜん【風俗文選】
江戸中期の俳文集。10巻5冊。森川許六編。宝永3年(1706)刊。松尾芭蕉および蕉門俳人28人の俳文116編を集め、作者列伝を加えている。本朝(ほんちょう)文選。
ふうぶん‐がき【風聞書(き)】
江戸時代、各地の風聞を書き記したもの。特に、諸藩が江戸に人を送って、風聞を書き送らせた文書。
ふうらいろくぶしゅう【風来六部集】
江戸後期の狂文集。2巻。風来山人(平賀源内)作。安永9年(1780)刊。既刊の「放屁論」など6部を収める。
ふうりん‐そば【風鈴蕎麦】
夜鳴きそばの一種。江戸時代、屋台に風鈴をつけ、夜食用のそばを売り歩いたもの。
ふえき‐こうさつ【賦役黄冊】
中国、明代の租税台帳兼戸籍台帳。1381年、洪武帝(朱元璋)によって全国的に作成され、以降10年ごとに改訂された。黄冊。
ふか‐い【深井】
1 深い井戸。 2 能面の一。中年の女面で、多く「隅田川」「三井寺」など、子を失って悲しむ狂女の役に用いる。深い憂いをたたえた表情からの名称という。