みそ‐ようにん【味噌用人】
江戸時代、旗本屋敷などの用人をあざけっていう語。味噌役人。「—はなめ過ぎた男なり」〈柳多留・三九〉
みぞ‐うめ【溝埋め】
天つ罪の一。田に水を引く溝を埋めてしまうこと。「畔(あ)放ち、—、屎戸(くそへ)」〈記・中〉
みたか【三鷹】
東京都中部の市。江戸時代は将軍の鷹狩場があった。国際基督教大学・国立天文台があり、北の武蔵野市にまたがって井の頭公園がある。人口18.6万(2010)。
みたくし
[代]《近世江戸語》一人称の人代名詞。わたくし。「—も蚤(のみ)の頭を斧(よき)で割った程無念なとも存じて」〈浄・忠臣蔵〉
みたく‐でも‐な・い【見たくでもない】
[連語]《近世後期の江戸語》 1 見たくもない。「酒なんざあ—・い」〈滑・浮世風呂・二〉 2 みっともない。見るにたえない。「なまける奴に、ろくな事を考へ出した例がねえ。みたくでもねえ」〈滑・浮...
みたて‐しんでん【見立新田】
江戸時代、開墾可能な土地を見立てて、許可をうけて開発された新田。幕府代官の見立てによる新田を代官見立新田という。→新田開発
みたて‐ばんづけ【見立番付】
相撲の番付にならい、さまざまな事物に序列をつけた一覧表。江戸時代から明治時代にかけて一枚摺りの読み物として売られ、庶民の間で流行した。
みちのくしおかぜ‐トレール【みちのく潮風トレール】
《「トレール」は森林・原野などの小道の意》東北地方太平洋沿岸部の自然歩道の愛称。青森県八戸市の蕪島から福島県相馬市の松川浦までを結ぶ。総延長は約700キロメートル。東北海岸トレール。
みちむら‐りゅう【通村流】
和様書道の流派の一。江戸前期の公卿で、世尊寺流の書をよくした中院(なかのいん)通村を祖とする。
みちゆきたびじのはなむこ【道行旅路の花聟】
歌舞伎舞踊。清元。三升屋二三治作詞、清元栄次郎作曲。天保4年(1833)江戸河原崎座初演。「仮名手本忠臣蔵」三段目の「裏門の場」を舞踊化したもの。通称、落人(おちゅうど)。