たく‐さい【卓才】
非常にすぐれた才能。また、その持ち主。
た‐さい【多才】
[名・形動]いろいろな才能をもっていること。また、そのさま。「多芸—な(の)人」
たん‐さい【短才】
才能が乏しいこと。また、その人。自分の才能をへりくだっていう。「浅知—」
ちょこ‐ざい【猪口才】
[名・形動]小生意気なこと。こざかしいこと。また、そのさまや、そのような人。「我(ひと)の仕事に邪魔を入れる—な死節野郎」〈露伴・五重塔〉 [補説]「猪口」は当て字。
ちょ‐さい【樗才】
「樗材(ちょざい)2」に同じ。
てん‐さい【天才】
生まれつき備わっている、並み外れてすぐれた才能。また、そういう才能をもった人。「数学の—」「—肌のプレーヤー」
とん‐さい【頓才】
その場に応じてうまく働く知恵。機転をきかせる才。頓知の才。「彼等一流の奇智—を掉(ふる)って」〈里見弴・多情仏心〉
ど‐さい【駑才】
《「どざい」とも》 1 駑馬のように、愚かで鈍い才能。また、その人。鈍才。 2 自分の才能をへりくだっていう語。非才。
どん‐さい【鈍才】
頭の働きがにぶいこと。また、その人。
に‐さい【二歳/二才】
1 生まれて2年目のもの。また、満2年たったもの。 2 青二才。「—の分際として甚だ不埒の申状じゃ」〈木下尚江・良人の自白〉