おり‐のし【折り熨斗】
熨斗の一。小形の方形の紙を、熨斗包みの形に折り、中に熨斗鮑(あわび)の小片を貼り付けたもの。
おり‐は【折(り)羽】
双六(すごろく)遊びの一。互いに12個ずつの駒を持ち、2個のさいころを竹筒に入れて振り出し、出た目の数だけ駒を取っていき、多く取ったほうを勝ちとする。
おり‐は・う【折り延ふ】
[動ハ下二]時を長く延ばす。長く続ける。「—・へてねをのみぞ鳴くほととぎす繁きなげきの枝ごとにゐて」〈後撰・夏〉 [補説]連用形「おりはえ」、また「おりはえて」の形で、いつまでもの意に使うことが多い。
おり‐はし【折(り)箸】
《「おりばし」とも》1本の木の枝などを、二つに折り曲げて作った箸。
おり‐ばこ【折(り)箱】
薄く削った板やボール紙などを折り曲げて作った、底の浅い箱。おり。
おり‐びつ【折り櫃】
檜(ひのき)の薄板を折り曲げて作った小箱。形は四角・六角などさまざまで、菓子・肴(さかな)などを入れる。
おりびつ‐もの【折り櫃物】
折り櫃に入れたもの。「—、籠物(こもの)どもなど、殿の御かたより」〈紫式部日記〉
おり‐ふし【折節】
[名] 1 その時々。その場合場合。「—の思いを日記にしたためる」 2 季節。「—のあいさつ」 [副] 1 ちょうどその時。折しも。「窓の外を眺めると、—桜が満開で」 2 時々。時おり。時た...
おり‐ほん【折(り)本】
1 和本の装丁の一。横に長くつなぎ合わせた紙を端から折り畳んで作った、とじ目のない本。習字の手本や経典などに多い。 2 「折り丁」に同じ。
おり‐ま・げる【折(り)曲げる】
[動ガ下一][文]をりま・ぐ[ガ下二]折って曲げる。「針金を—・げる」